守護星と星座の支配星のはなし
星のいきものの「守護星」と、12星座の「支配星」。似ているようで違う2つの星について、由来と意味をやさしく紹介します。
2つの「星」がある理由
当サイトの結果には、2種類の「星」が登場します。ひとつは、16の星のいきものそれぞれについている「守護星」。もうひとつは、12星座それぞれに割り当てられている「支配星」です。
守護星は、当サイトが独自に決めたものです。16のいきものの性格を、夜空の天体や現象にたとえて、それぞれに寄りそう星として選びました。一方、支配星は、西洋占星術で長く受け継がれてきた考え方で、それぞれの星座と深く結びついた天体のことを指します。
つまり、守護星は「いきもの側の星」、支配星は「星座側の星」です。この2つの星が同じ天体になる組み合わせが、当サイトの「重なり星」です。この記事では、それぞれの星がどんな考え方から生まれたのかを紹介します。
星座の支配星のはじまり
西洋占星術では、昔から、肉眼で見える7つの天体が特別に扱われてきました。太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星です。これらの天体を12星座に割り当てたのが、支配星の始まりだとされています。
古い割り当てでは、太陽がしし座、月がかに座を受け持ち、そこから順に、水星がふたご座とおとめ座、金星がおうし座とてんびん座、火星がおひつじ座とさそり座、木星がいて座とうお座、土星がやぎ座とみずがめ座を受け持っていました。太陽と月以外の5つの天体は、それぞれ2つの星座を担当していたのです。
この並びを見ると、太陽と月が夏の星座に、いちばん遠い土星が冬の星座にあたり、季節の光の強さと天体の並びが対応するように組み立てられていることが分かります。
近代になって加わった星
望遠鏡が発達すると、肉眼では見えない天体が次々と見つかりました。1781年に天王星、1846年に海王星、1930年に冥王星です。占星術では、これらの新しい天体にも星座が割り当てられるようになりました。
近代占星術では、天王星がみずがめ座、海王星がうお座、冥王星がさそり座の支配星とされることが多いです。当サイトも、この近代の割り当てを使っています。そのため、みずがめ座の支配星は土星ではなく天王星、うお座は木星ではなく海王星、さそり座は火星ではなく冥王星になっています。
なお、冥王星は2006年に、惑星ではなく「準惑星」に分類されるようになりました。それでも、占星術の世界では、今も大切な天体のひとつとして扱われています。
星のいきものの守護星
16の星のいきものの守護星は、いきものの性格を天体のイメージに重ねて選んでいます。
たとえば、脳内会議フクロウの守護星は北極星です。ほとんど動かず、旅人の目印になってきた北極星は、遠くのゴールを見失わないフクロウの姿に重なります。ノリ命カワウソの守護星は彗星。遠くからやってきて夜空を彩る彗星は、楽しいものへ次々と飛び込むカワウソにぴったりです。
このように、守護星には惑星だけでなく、星雲、天の川、一番星、オーロラ、流星群など、夜空で見られるさまざまな天体や現象を選んでいます。いきものが持つ雰囲気を、いちばんよく表すものを選んだ結果です。
守護星のうち9つは太陽・月と7つの惑星で、これらは12星座の支配星にもなっています。そのため、重なり星の組み合わせが生まれるのです。
一番星は金星?
天体に詳しい人は、「一番星の正体は、金星のことが多いのでは?」と思うかもしれません。たしかに、夕方の空で最初に見つかる明るい星は、金星や木星などの惑星であることが多いです。
けれど当サイトでは、一番星を金星とは別の守護星として扱っています。世話焼きカンガルーの守護星である一番星は、特定の天体というより、「だれよりも先に光って、みんなの目印になる」という役割そのものをあらわしているからです。金星を守護星に持つのは空気読みすぎパンダで、こちらは人を和ませる魅力を金星に重ねています。
そのため、一番星の世話焼きカンガルーには、重なり星の組み合わせはありません。星の名前ひとつにも、いきものの個性を込めています。
2つの星を手がかりに、結果を楽しむ
結果ページを読むときは、あなたのいきものの守護星と、あなたの星座の支配星の両方を思い浮かべてみてください。たとえば、守護星が土星のきっちりカメで、星座が火星を支配星に持つおひつじ座なら、「コツコツ積み上げる力」と「勢いよく始める力」が一緒にある組み合わせ、というように読み解けます。
2つの星が同じなら重なり星、違うなら、2つの星の個性が混ざり合う組み合わせです。夜空を見上げて、自分の守護星や支配星を探してみるのも、占いのもうひとつの楽しみ方かもしれません。
星の性格はあくまで占いとしてのイメージですが、そこから自分らしさを考えるきっかけが生まれたら、とてもうれしいです。